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| 設計者: |
電源は3相200Vの50Hzで重さは40kgだから、この表でいうと軽・中荷重のΦ48.6のPM486BS/PM486BU、Φ50のPM500BS/PM500BUになるな。確かBS・BUはモータのタイプを表しているんだったな。 |
| 営業マン: |
パイプ径の選択方法は後に説明いたしますが、取りあえずΦ48.6とします。モータのタイプについても別途説明しますが、ここは標準タイプのPM486BSとしましょう。
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| 設計者: |
そうするとカタログでは・・・・
速度が10m/minくらいで、接線力F
が39.2N以上のパワーモーラはっと
・・あれ、表に接線力が定格と搬送の2種類あるけど、どちらをみればいいんだ?
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| 営業マン: |
接線力の「搬送」側を参照して
ください。「定格」についてはまた別の機会に説明させていただきます。
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| 設計者: |
それじゃあっと・・PM486BSの呼び周速10が使えそうだな。
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| 営業マン: |
次はパイプ寸法を決めます。パイプ寸法は原則として図のように搬送物の幅よりも長い寸法を指定します。実際に搬送物を測っていただけますか。

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| 設計者: |
搬送物の長さは400mmで幅は500mm・・・うん?どちらが長さでどちらが幅になるんだ?
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| 営業マン: |
搬送物の進行方向によって決まります。同じ搬送物でも進行方向によってパイプ寸法が違ってくるので注意が必要です。
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| 設計者: |
よし、測れた。搬送物の長さは400mmで幅は500mmだな。じゃあパイプ寸法は少し長めで600mmぐらいだな。 |
| 営業マン: |
そうですね。これでパワーモーラのタイプとパイプ寸法が決まりましたので許容荷重を確認しましょう。
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| 設計者: |
許容荷重とは何ですか。
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| 営業マン: |
搬送物を何本のローラで受けるか、つまりローラ1本あたりに掛かる荷重のことです。 許容荷重の範囲を超えた使用はパワーモーラの破損に繋がります。今回は搬送物を常時4本のローラで受けるようにしましょう。

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| 設計者: |
そうするとローラ1本当たりに掛かる荷重は 40(kg)÷4(本)=10(kg/本) だな。
PM486BSでパイプ寸法600mmの許容荷重は35kgだから十分条件を満たしているな。 |
・パイプ許容荷重
| 型式 |
パイプ寸法(mm) |
| 200 |
250 |
300 |
400 |
500 |
600 |
700 |
800 |
900 |
1000 |
PM486BS
PM486BU |
65 |
65 |
65 |
55 |
45 |
35 |
30 |
25 |
20 |
20 |
(単位:kg)
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| 営業マン: |
では、今までに決めてきたことをまとめます。
まず、搬送速度が約10m/minの指定なので呼び速度は10、電源は3相200V、機種はPM486BS、パイプ寸法は600mmですね。
では、以上のことを実際の型式にすると、PM486BS-10-600-3-200 となります。
後、使われる環境や使い方も大きなポイントです。
たとえば水洗いするラインに使うなら防水仕様、停止時に保持力がいるならブレーキ仕様を追加する必要がありますし、パワーモーラを長時間ロックする場合があるならアキュームタイプ(この場合はPM486BU)を選ぶ必要があります。 |
| 設計者: |
これで一通り選定ができたな。 |
| 営業マン: |
ちなみに10m/min以上の速度で搬送する場合は1本のパワーモーラでは搬送接線力が足りませんので本数を増やして対応します。
例えば30m/minでの搬送の場合ですと、1本の搬送接線力(N)は21.4なので2本使用すると21.4(N)×2=42.8(N)となり、搬送可能となります。 |
| 設計者: |
なるほど、搬送物が重くなった場合にも対応できるな。 |
| 営業マン: |
搬送物が重くなれば許容荷重が足りなくなる場合がありますので、搬送物を受けるローラの数を増やす、大きい径のパワーモーラを選定するなどで対応します。
逆に接線力・許容荷重ともに十分条件を満たしているなら、細い径のパワーモーラを選択するのも一つの方法です。径が細くなるとパワーモーラが軽くなって施工が楽ですからね。 |
| 設計者: |
機種を絞り込む時の参考になるな。 |
| 営業マン: |
あと、忘れてはいけないのが、計算式で求めた値は搬送物の状態がいいものに限られます。 実際は搬送物の底がゆがんでおり、荷重がローラに一定に掛からない、ローラ面の平滑度が出てなくて搬送できないなど様々な状況が想定されます。 |
| 設計者: |
例えば、搬送物に荷造りのバンドがしてあったり、底面の中心がふくらんでいて搬送物が斜めになってしまうとか…。 |
| 営業マン: |
その場合にも、パワーモーラの本数を増やして、必ず2本
のパワーモーラが搬送物に接触するようにするなどの処理が必要になります。
その他に、軽量物はフリーローラの抵抗によりスリップして搬送できない場合にはモータローラのレベルを高めに設定したり、モータローラをゴムライニングするなどの対策が必要となります。
だから、搬送物の状態をよく確認するということが非常に重要なポイントとなります。 |
| 設計者: |
実際の計算どおりに行かない場合を想定して余裕を見た数値を取ることや、搬送実験を行うことが必要なんだな。 |